(45) Some more, please!

「おかわりください!」

アメリカやカナダのキャンプファイヤーの定番のおやつに、s’moreというのがあります。串にマシュマロをさして火にあぶり、チョコをのせたグラハムクラッカーにはさんで食べるものです。あまりにおいしいので、みんな「おかわり!」Some more, please!というのですが、甘いマシュマロでベトベトした口のまま発音するとs’more(スモア)と聞こえるため、それが名前になってしまった、という話です。7月に開催したサビーネのキッズキャンプでも、「S’more please!」続出でした。

(44) I’m a stranger here.

「この土地には不案内なんです。」

Strangeという単語には「奇妙な」「変わった」という意味もあるため、strangerというと「変な人」と思いがちですが、これは「よそ者」「通りすがりの人」という意味なのです。人に道を尋ねられたけど自分はこの辺りをよく知らない、そんな時に使うのが冒頭の表現です。「奇妙な」と「よそ者」に共通するstraneが持つ意味、印象、イメージは何でしょう?「自分にとって未知の」といったような感じでしょうか?辞書の意味を丸覚えするのではなく、自分なりにその単語が持つ「イメージ」をつかんでみましょう。

(43) How much do I owe you?

「いくらでしたっけ?」

“owe”は「借りがある」という動詞。上記の表現は、固く訳せば「私はいくらあなたにかりがありますか?」ですが、シチュエーション的には、たとえばお店で先に受けたサービスの代金を払うときなど。How much is it?の代わりです。お金以外の「貸し借り」にも使われます。なにかをしてもらった時など、I owe you a lot.「あなたにたくさん借りがあるわ」「すっかりお世話になっちゃった」という感じです。今度お返しします、というニュアンスがあって、悪くない表現ですね。

(42) He got up on the wrong side of the bed!

「朝から機嫌が悪いね。」

みなさんは、朝目が覚めてベッドや布団のどっち側から起き上がるか、決まっていますか?英語圏ではどうも決まっている人が多いようです。まちがって反対側から降りると、その日は縁起が悪いという迷信からきているのだそうです。家族のだれかが朝機嫌悪く起きてきたら、「ベッドの反対側からおきたの?」Did you get up on the wrong side of the bed?と言ってみましょう。

(41) Back-to-school season!

桜も満開、新学期シーズンです。黄色帽子のかわいい一年生や真新し制服の初々しい学生さんが目に入りますね。英語圏でも新年度をnew school yearといいますが、「学校に戻る」ということで、back-to-school seasonと呼びます。文房具屋さんではback-to-school sale!というチラシが目につき、ノートやえんぴつが店頭にたくさん並びます。ちなみに米国などではback-to-school は通常9月ですが、日本人にとっては「新学期」はやっぱり桜の季節ですね。Enjoy your new school year!