(2) If you need anything, let me know. I’ll get it for you.

「必要なものがあったら知らせてね。準備してあげるから」

Letという単語は、Let’s go!「行きましょう!」というフレーズで親しまれていますが、さて、じゃあこのletという単語とは?これは「〜させる」という意味の動詞なのですが、させられる人がそれを望んでいる場合です。Letが文頭にあれば、それは命令形ですから、Let me 〜.で、「わたしに〜させろ」という意味になるというわけです。日本語の単語=英語の単語と単純にはなかなかいきません。その単語の持っているイメージを丸ごと考える事が大切です。

モントレーで2006年4月にシンポジウム

Convergence 2006* : The Abalone Connection(コンバージェンス2006 アワビコネクション)と題して、サンディさんはじめモントレー現地のスタッフが、2006年4月にシンポジウムを予定しています。副題はThe Shimmering Bridge Between the Monterey Bay Region and Minamiboso, Japan(モントレーと南房総をつなぐ輝ける橋:仮称)です。
現時点でのプログラムは以下のとおりです。

日程:2006年4月28日(金)〜30日(日)
場所:カリフォルニア州モントレーマリタイム博物館ほか、モントレー市内の各シンポジウム会場
内容:20世紀初頭に活躍した日本人アワビダイバーたちの足跡を軸に、幅広くアワビと人々の文化的、歴史的、商業的なつながりを探ります。公式レセプション、日米研究者によるアワビに関する発表、日系アワビ漁業従事者の子孫との交流、博物館展示、その他魅力的なイベントが多数企画されています。
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写真は、サンディさん(左から二人目)、マリタイムミュージアム学芸員のティム・トーマスさん(右から三人目)を中心にしたシンポジウム実行委員会のメンバー。日本からの多くの参加をみな心待ちにしています。
内容はまだ検討段階のものも多く、これから煮詰めていくことになるようですが、太平洋を越えたイベントとして、去る9月に館山市の南総文化ホールで行われたイベント「虹のかけ橋」に引き続く、とてもエキサイティングなものになることは間違いありません。

*Convergence(コンバージェンス)= 一点に集まること、集中、収束。

シンポジウム参加にご興味のある方、詳細はオーシャンクイーンプランニング griffin@awa.or.jp tel 0470(23)3394まで、お気軽に。

(1) Give me a break. I’m really tired of you being late.

give me a break = いい加減にしろ
be tired of 〜 = 〜には嫌気がさした
you being late = あなたが遅れること

意味はわかりましたね。では、頭の中で状況を思い浮かべながら、いかにもうんざり、といった調子で、声に出して言ってみましょう。何回も練習するうちに、にたような状況で「Give me a break!」って頭の中にパッと浮かぶようになればしめたもの。声に出していってみることは、英語上達への早道です。

はじめまして オーシャンクイーン・プランニングです

《オーシャンクイーン・プランニングとは?》
10年前に始まったサンディ・ライドンとの交流を基軸に自然発生的に生まれた、カリフォルニア州モントレーと南房総の人と人との交流を促進するための企画母体です。南房総とモントレーのスタッフで運営しています。
《何をするの?》
100年前に南房総からモントレーに渡った、小谷源之助・仲治郎他あわびダイバーたちの足跡をたどりつつ、現在の両地域の交流を再構築します。モントレーから南房総、また南房総からモントレーへの企画ツアー、両地域での関連のイベント、学習交流会などを企画、開催します。
《名前の由来は?》
小谷源之助がモントレー湾で所有していたあわび操業船「オーシャンクイーン」号(左上写真)より命名しました。たくさんの人を乗せて、南房総とモントレーの橋渡しになりたいと考えています。

オーシャンクイーン・プランニングに対してのお問い合わせは
kaori@sabine.jp

モントレーと南房総のスペシャルな関係

100年ほど前から約30年間にわたって、千葉県南部の南房総から、多くのアワビダイバーたちが、太平洋を渡り、アメリカへ出稼ぎにいきました。行き先は、サンフランシスコの南、モントレー湾岸。多くのダイバーは南房総に戻って来ましたが、米国に永住し、その地に骨をうずめた人たちもいました。
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小谷源之助(写真)は、現在の白浜町根本出身。あわびダイバーに先駆けて1897年にカリフォルニアへ渡り、モントレー湾のアワビ漁の可能性を確信するや、南房総のダイバーたちを呼び寄せ、モントレー地区での日本人による潜水アワビ漁のパイオニアとなりました。アメリカ人の地主、A. M. アレンとのパートナーシップにより、アワビ漁およびアワビ加工業は成功をおさめました。彼は日本から妻と子供を呼び寄せ、現地でも多くの子供をもうけ、その半生をモントレーで終えました。

戦後、アワビダイバーの交流は途絶え、その歴史は人々の記憶から消滅しかけていましたが、まもなく、日米双方でこの興味深い歴史の一端を調べる研究者が現れました。千葉県館山市在住の大場俊雄氏は、1967年ごろから南房総とモントレーとの潜水夫交流に関して調査研究を続け、著書をはじめ数多くの研究論文を発表しています。その著書に刺激され、南房総でも地域史を調べる人たちが増えてきました。一方、水産資源豊かなカリフォルニア州モントレー地域には、古くから外国人が訪れたため、移民史研究がさかんでした。
1990年代半ば、両国研究者の交流が始まりました。そしてこの9月、南房総の館山市で、「虹の掛け橋」と題し、100年前に始まった日米の交流を再確認するイベントが、米国カリフォルニア州の歴史研究家、Sandy Lydon(サンディ・ライドン)氏と千葉県知事堂本暁子氏を迎えて行われたのです。
さらに、モントレー側では、来年4月にモントレーにおける日系あわびダイバーたちについてのシンポジウムが開催される予定です。オーシャンクイーン・プランニングでは、関係者の方々、興味のある方々とこのシンポジウムに参加できたらいいなあ、と検討しているところです。