9月2日から18日まで、モントレーよりサンディさん率いる一行40名が南房総を訪れました。18日間の日程中、前半5日、後半5日、一行は南房総ならではのホスピタリティを満喫しました。
まずは到着翌日の9月3日。この日は終戦後館山湾に米軍が上陸してちょうど60年になることを記念して、当時と同じ時刻に上陸地点を訪問。モントレーの一行、そしてガイドをしてくださったNPOの法人 南房総文化財・戦跡保存活用フォーラムのみなさんが両国民を代表して今後の平和を誓いました。
午後からは南総文化ホールを会場に行われたイベント「虹のかけ橋」に全員が参加、地元住民、あわびダイバーの子孫、歴史研究関係者などと交流を深めました(詳細はこちら)。
翌日からはNPOのガイドで安房地方に残る戦争遺跡を訪ねたり、海女さんを訪ねて白浜の海女小屋におじゃましたり(写真)、また千倉町の長性寺を訪ねモントレーへのあわびダイバーの供給に尽力した小谷仲治郎のお墓をお参りしたり、盛り沢山の日程をこなしました。6日に一度東京、関西方面へ出かけたあと、14日に館山を再訪。さらに戦跡、海の博物館として知られた県立安房博物館、日本棚田100選にも選ばれている大山千枚田、地元小学校等を訪問しました。最終日には安房地区最大の祭礼「八幡祭礼(やわたんまっち)」を体験。ユカタを着つけてもらい、勇ましい神輿の揉み合いを見学、ホテルに戻ってからも興奮さめやらぬ様子でした。
多くのツアー参加者が口にした感想は、南房総の人々の暖かいもてなしの心でした。遠方からのお客さまに喜んでもらおうと、多くの方々がお手伝いくださいました。その気持ちが、ツアー参加者のみなさんに一番の思い出を残したようです。