(95) R. I. P.

最近は日本でもすっかり主流になってきたハロウィーン。その飾りつけでこんな大文字を見かけませんか?たいていは、そう、墓石に刻んであります!中学校で、大文字にピリオドがついてたら省略の意味ですよ、と習いましたか?これは rest in peace「安らかに眠ってください」という意味なんです。キリスト教の葬儀では、はじめとおわりにこのフレーズが使われます。最近では、自分が大事にしていた物がなくなったり壊れてしまった時、R.I.P. to my cell phone. 「ぼくの携帯さようなら!」といった感じで、スラングで使われるそうです。

(94) I can manage.

「なんとかなります」

日本では「マネージャー」とか「マネージメント」という言葉で馴染みが深いので、manageという動詞からは、まず「経営」「運営」という意味を思い浮かべますが、ほかに「(道具や武器などを巧みに)使う、扱う、操る (困難な中で何とか~を)成し遂げる、やりくりする」という意味もあります。「自分でコントロールできる」という感覚でしょうか。
Do you need help? 「手伝おうか?」No, thanks. I can manage!「ううん、大丈夫。なんとかできるよ」といった感じで、大変身近な表現として日常会話でよく使われます。

(93) It drives me crazy!

「頭がへんになりそう!」

driveには、「運転する」のほか、「駆り立てる」という意味があります。もともと羊飼いが羊の群れを追い立てるのをdriveといったそうです。私をcrazyに駆り立てるもの、それは、調子の悪いプリンターだったり、何度つけ直してもすぐ落ちてくる壁のフックだったり、上司からの支離滅裂な要求だったり。言っても言っても部屋を片付けないだんなさんの場合には、He drives me crazy! でもcrazyにさせられてる人には、こういってあげましょう “Calm down!”「まあ、落ち着いて!」

(92) Mt. Fuji on World Heritage List

「富士山、世界遺産に」

日本のシンボル、富士山がついに世界遺産に登録されましたね。「世界遺産」はWorld Heritage、「登録された」は、ここでは「リストに載った」という言い方で、on World Heritage Listと表現されています。以前には自然遺産登録を目指していたものの、ゴミが多すぎて断念したとか。今回は文化遺産cultural World Heritageとしての登録です。どちらにしても、今後も増え続ける登山客に対して環境維持が課題のようですね。世界遺産となった富士山で、日本人のマナーのよさを世界に誇りたいものです。

(91) The sooner, the better.

theをつけて二つの形容詞または副詞AとBを比較級で使うと、the A(比較級), the B(比較級)で、「AすればするほどよりBだ」という意味になります。”The bigger the tree is, the more fruit it bears.” 「 木が大きいほど、たくさん実がなる」といった具合です。上の例文は「早ければ早いほどよい」というわけで、”When should I start taking English lessons?” “The sooner the better!” 英語でも、サルサダンスでも、早ければ早い方が、いいと思いますよ!