やわたんまち
Yawata Shrine in Tateyama City has a 1,000 years of history, and its annual festival is the one locals look forward to the most. In the middle of September, food stands line up along the street, crowded with visitors. Ten portable shrines pay a once-a-year visit to this main shrine of the area, and the revelers roll and lift their mikoshi with shouts, showing off how sturdy they can be. Neighboring communities also participate with their gorgeous floats. This is when the usually modest Japanese go wild!
館山市の八幡神社は1000年以上の歴史があり、地元の人たちはその年に一度のお祭りを楽しみにしています。9月中旬、通りには屋台がならび、多くの人でにぎわいます。10基の御神輿がこの総社に集まり、担ぎ手たちは神輿をもんで勇壮さを競い合います。地域の山車も参加してお祭りを彩ります。ふだんはおとなしい日本人が羽目を外すひと時なのです。
【こぼれ場】
地元の人たちにとっては、いわずとしれた、地区一番のお祭り、「やわたんまち」。御神輿がお帰りになる二日目の夕方のクライマックスは、いつもワクワクします。東京神田・三社祭の御神輿は「ソイヤ、ソイヤ!」というかけ声で有名ですが、こちらは担ぎ棒が井の字に組まれた四本なので、どちらかというと御神輿は安定したまま、ソロソロと担がれていきます。これに対し、安房の御神輿には、担ぎ棒は二の字の二本しかありません。ということは、担ぐ時に安定しない分、機敏な動きが可能なんですね。海育ちの男衆に担がれた八幡に集まる御神輿の勇壮な「モミ、サシ」は、もしかして天下一品なのでは!?