シンポジウム Convergence 2006のご案内

The Abalone Connection
– Celebrating the Shimmering Bridge Between the Monterey Bay Region and Minamiboso, Japan –
2006年4月28日(金)〜29日(土)モントレー、カリフォルニア

太平洋でのアワビ潜水漁業の過去・今日・そして未来を語る、初の国際シンポジウム
「コンバージェンス2006」は、日本の南房総とモントレー湾地域の間で109年前に始まった交流を祝う、2日間にわたる祭典です。同シンポジウムは一般にオープンで、歴史家、科学者をはじめ、アワビに興味のある人はだれでも参加できます。太平洋両岸からアワビの専門家たちを迎え、カリフォルニア沿岸でのアワビの歴史、文化、商業、そして保全や歴史をテーマに発表やセッションを行います。ポイントロボスでのデモンストレーションダイビングのほか、大きさを競うアワビ穫りコンテスト、アワビの詩コンテスト、アワビ競争なども予定されています。

4/28(金)                                          2006年2月現在
6:00PM グランドオープニングレセプション(モントレー海洋博物館にて)
アワビ潜水に関する展示開催 特別展示:万祝および南房総の海女・海士の漁労具 
南房総の風景画家溝口七生油絵展示同時開催
4/29(土)
シンポジウム(ゴールデン・ステート・シアターにて)
10:00AM セッション1 アワビの科学 アワビとは? アワビの分布、アワビの一生など。
11:00AM セッション2 先住民、中国移民や日本移民などによる採集の歴史、スポーツとしてのダイビング、技術潜水など
12:00PM  昼休み モントレー海洋博物館内および周辺にて各種展示とブース販売(アワビの貝を使用したジュエリー、家具、貝殻など) アワビ料理のデモンストレーション、アワビレース、アワビの大きさコンテスト
1:30PM セッション3 現在から未来へ 太平洋両岸における天然アワビおよび養殖アワビ
2:30PM 水中カメラからのライブデモンストレーション
7:00PM 式典(ゴールデン・ステート・シアターにて) プレゼンテーション、表彰式、合唱「レッツゴー沖の島」「青い目の人形」ほか

プレゼンテーターおよび参加者(順不同、2006年2月現在)
カリフォルニアから ティム・トーマス(モンントレー海洋博物館公共事業ディレクター) サンディ・ライドン(カブリオカレッジ名誉教授) ロイ・ハットリ(モントレー地区唯一の二世ダイバー) スクラップ・ランディ(技術潜水歴史学者) 日本から 大場俊雄(水産技術者、アワビダイバー研究者) 鈴木政和(アワビダイバー研究者) 太田義夫(元千葉県立安房博物館研究員、アワビダイバー研究者) 溝口かおり(インターナショナルハウス グリフィン&サビーネ主宰 通訳) 三橋祥江(オーシャンクイーン・プランニング代表 広報コーディネイター 通訳)

コンバージェンス2006実行委員
サンディ・ライドン(代表、アプトス) ティム・トーマス(代表、モントレー) トニー・ヒル(サンタクルーズ) リック・デ・ラ・クルス(アプトス) ジョイ・アゴンゲイ(アプトス) エド・マルティネス(サンタクルーズ) 溝口かおり(館山) 三橋祥江(千倉)

シンポジウムについてのお問い合わせは
オーシャンクイーン・プランニング griffin@awa.or.jp

募集開始!サンディさんと巡るモントレーツアー

出発:4月27日(木)
サンディ・ライドン氏とめぐるサンタクルーズとモントレーの旅9日間
〜米国西海岸と南房総とのスペシャルな関係を探る旅への誘い〜
ご旅行代金:229,000円(お一人様あたり)
ツアーのポイント ●カリフォルニアでも屈指の風光明媚な観光地を、サンディさんによるガイドで回れます。●モントレーと南房総とのつながりを掘り起こすシンポジウムへの参加と国際交流が体験できます。●日本人、南房総びいきの人たちのお家へホームステイ(ご都合によりホテルステイもできます)。

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史跡の説明をするサンディさん。聞いているみんなも真剣の面持ち。

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小谷源之助がかつてアワビ事業を営んだ地には、その功績をたたえる小さな博物館がある。

ツアーについての詳しいお問い合わせは、、、
ニッテツトラベル株式会社 富津トラベルサービスセンター 担当:篠原
0439(80)2080

シンポジウムについてのお問い合わせは、、、
オーシャンクイーン・プランニング 0470(23)3394 griffin@awa.or.jp

サンディさん、ティムさんの来日報告

2月10日から15日まで、カリフォルニアからサンディ・ライドン教授とティム・トーマス氏が来日し、4月下旬にモントレーで行われる日米シンポジウムのプロモーションと打ち合わせに奔走しました。その経過をご報告します。
1)シンポジウム「コンバージェンス2006」のプロモーションを、2月11日に館山市のグリフィン&サビーネで、翌12日には富浦町の枇杷倶楽部で行いました。シンポジウムの見所や募集が予定されているツアーの魅力について、たっぷりと語っていただきました。また、両イベントにはたくさんの皆さんにおいでいただきました。ありがとうございました。
2)「コンバージェンス2006」の準備にも大きな進展がありました。まずは、千葉県立安房博物館を訪問し、館長、学芸課長らと対談。安房博物館とモントレー海洋博物館で、今後交流関係を築いていきましょうという合意がなされました。海外の博物館同士直接の交流というのは、あまり例がないそうです。「コンバージェンス2006」の博物館展示のため、安房博物館所蔵の資料を何点かお借りできることにもなりました。
3)昨年9月に編集された小冊子「太平洋にかかる橋」の表紙にもなった万祝を所有するあわびダイバーのご家族が、この万祝をモントレー海洋博物館に貸与してくださることになりました!2枚しか現存しないと思われるこの万祝が、太平洋を渡ってモントレーに行く、ということは、まさに100年前の日米の交流を象徴すべき出来事です。「貸与くださったご家族の気持ちを大切に、モントレーの皆さんにこのすばらしいシンボルを見てもらい、100年前に始まった南房総とモントレーの関係を知らしめたいです。」(サンディさん)。

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4)昨年9月にモントレーからの一行が訪問し、すっかりうちとけた白浜の海女さんがお二人、シンポジウムのために人肌脱いでくださることになりました。実際に使われた海女の道具をモントレー海洋博物館に寄贈してくださったほか、なんと、モントレーまで出向き、かつて房州のあわびダイバーたちがあわびを穫った、まさにその場所で、デモンストレーションダイビングをするというのです。モントレー側では、水中カメラを用意し、ライブで地上からその様子がみられるように準備する予定です。
5)南房総の風景を描く画家、溝口七生氏の油絵が数点、「コンバージェンス2006」開催中にモントレー海洋博物館ロビーに展示されることになりました。その繊細で、自然と人との共生を克明に描写する作品は、南房総の情景をモントレーの皆さんに伝えてくれることでしょう。(ご存知の方、手前味噌でスミマセン。)
6)帰国日に、千葉県庁に立ち寄り堂本知事と会見することができました。知事はとても関心をもってくださり、協力を申し出てくださいました。とても心強い味方ができた感じです!
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「館山は私の第二のふるさとです。ここの友人は第二の家族です」(サンディさん)。「私は日本に二回目ですが、館山しか来たことがありません!ここはすばらしいところです。」(ティムさん)。おふたりとも、館山の人たちのホスピタリティに改めて感激しつつ、日本をあとにしました。
今度は私たちがモントレーにお邪魔する番です。

サンディさんティムさん来日中のイベントその2

『南房総とモントレーのスペシャルな関係』と題し、サンディさんのライブ・トークショーを行います。
2月12日(日)午後1時30分より3時30分まで、枇杷倶楽部(富浦町)にて。
これまでの経緯からシンポジウムの内容までをご紹介します。行きがかりの観光客の方たちにもちょっと足を止めて聞いてもらえるように、ラジオのトーク番組の公開放送のような楽しい感じですすめたいと考えています。
椅子席限定20席(立ち見もあります)で、無料です。ぜひお気軽にお立ち寄りくださいね!
お問い合わせはオーシャンクイーン・プランニング 0470(23)3394、
griffin@awa.or.jpまで。

三橋さんが行ってきました!

オーシャンクイーン・プランニングのメンバー、三橋さんが、 1月23日から30日までモントレーへ出かけてきました。主に4月末にモントレーで行われるシンポジウムについての打ち合わせです。昨年9月に来日したメンバーにも会い、南房総での楽しかった思い出話に花がさいたようです。詳しくは三橋さん本人からの投稿と写真をお楽しみに!