NEWS! サンディさん、ティムさん事前来日決定!

サンディさんと、モントレー海洋博物館のティムさんが、2月10日から15日まで、4月末のシンポジウムのプロモーションのために来日することになりました。
今のところ以下のイベントが決定しています。どなたにでもお越しいただけますので、ぜひ御参加の上、サンディさん、ティムさんとの再会をお楽しみください。

International House Griffin & Sabine Monthly Gathering
グリフィン&サビーネ マンスリーギャザリング
2月11日(土、祝) 6:30p.m. –
“Friendship Across the Pacific Continues…” 
「太平洋を越えた友情は続く」
パーティとトーク \1,500(高校生\500)
サンディさんとティムさんに、4月モントレーで開催されるシンポジウム「コンバージェンス2006」の内容と魅力についてお話ししてもらいます。
トークは日本語訳付きの英語で行われます。ご予約をお願いします。

お問い合わせ・ご予約は griffin@awa.or.jp まで

モントレーで2006年4月にシンポジウム

Convergence 2006* : The Abalone Connection(コンバージェンス2006 アワビコネクション)と題して、サンディさんはじめモントレー現地のスタッフが、2006年4月にシンポジウムを予定しています。副題はThe Shimmering Bridge Between the Monterey Bay Region and Minamiboso, Japan(モントレーと南房総をつなぐ輝ける橋:仮称)です。
現時点でのプログラムは以下のとおりです。

日程:2006年4月28日(金)〜30日(日)
場所:カリフォルニア州モントレーマリタイム博物館ほか、モントレー市内の各シンポジウム会場
内容:20世紀初頭に活躍した日本人アワビダイバーたちの足跡を軸に、幅広くアワビと人々の文化的、歴史的、商業的なつながりを探ります。公式レセプション、日米研究者によるアワビに関する発表、日系アワビ漁業従事者の子孫との交流、博物館展示、その他魅力的なイベントが多数企画されています。
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写真は、サンディさん(左から二人目)、マリタイムミュージアム学芸員のティム・トーマスさん(右から三人目)を中心にしたシンポジウム実行委員会のメンバー。日本からの多くの参加をみな心待ちにしています。
内容はまだ検討段階のものも多く、これから煮詰めていくことになるようですが、太平洋を越えたイベントとして、去る9月に館山市の南総文化ホールで行われたイベント「虹のかけ橋」に引き続く、とてもエキサイティングなものになることは間違いありません。

*Convergence(コンバージェンス)= 一点に集まること、集中、収束。

シンポジウム参加にご興味のある方、詳細はオーシャンクイーンプランニング griffin@awa.or.jp tel 0470(23)3394まで、お気軽に。

はじめまして オーシャンクイーン・プランニングです

《オーシャンクイーン・プランニングとは?》
10年前に始まったサンディ・ライドンとの交流を基軸に自然発生的に生まれた、カリフォルニア州モントレーと南房総の人と人との交流を促進するための企画母体です。南房総とモントレーのスタッフで運営しています。
《何をするの?》
100年前に南房総からモントレーに渡った、小谷源之助・仲治郎他あわびダイバーたちの足跡をたどりつつ、現在の両地域の交流を再構築します。モントレーから南房総、また南房総からモントレーへの企画ツアー、両地域での関連のイベント、学習交流会などを企画、開催します。
《名前の由来は?》
小谷源之助がモントレー湾で所有していたあわび操業船「オーシャンクイーン」号(左上写真)より命名しました。たくさんの人を乗せて、南房総とモントレーの橋渡しになりたいと考えています。

オーシャンクイーン・プランニングに対してのお問い合わせは
kaori@sabine.jp

モントレーと南房総のスペシャルな関係

100年ほど前から約30年間にわたって、千葉県南部の南房総から、多くのアワビダイバーたちが、太平洋を渡り、アメリカへ出稼ぎにいきました。行き先は、サンフランシスコの南、モントレー湾岸。多くのダイバーは南房総に戻って来ましたが、米国に永住し、その地に骨をうずめた人たちもいました。
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小谷源之助(写真)は、現在の白浜町根本出身。あわびダイバーに先駆けて1897年にカリフォルニアへ渡り、モントレー湾のアワビ漁の可能性を確信するや、南房総のダイバーたちを呼び寄せ、モントレー地区での日本人による潜水アワビ漁のパイオニアとなりました。アメリカ人の地主、A. M. アレンとのパートナーシップにより、アワビ漁およびアワビ加工業は成功をおさめました。彼は日本から妻と子供を呼び寄せ、現地でも多くの子供をもうけ、その半生をモントレーで終えました。

戦後、アワビダイバーの交流は途絶え、その歴史は人々の記憶から消滅しかけていましたが、まもなく、日米双方でこの興味深い歴史の一端を調べる研究者が現れました。千葉県館山市在住の大場俊雄氏は、1967年ごろから南房総とモントレーとの潜水夫交流に関して調査研究を続け、著書をはじめ数多くの研究論文を発表しています。その著書に刺激され、南房総でも地域史を調べる人たちが増えてきました。一方、水産資源豊かなカリフォルニア州モントレー地域には、古くから外国人が訪れたため、移民史研究がさかんでした。
1990年代半ば、両国研究者の交流が始まりました。そしてこの9月、南房総の館山市で、「虹の掛け橋」と題し、100年前に始まった日米の交流を再確認するイベントが、米国カリフォルニア州の歴史研究家、Sandy Lydon(サンディ・ライドン)氏と千葉県知事堂本暁子氏を迎えて行われたのです。
さらに、モントレー側では、来年4月にモントレーにおける日系あわびダイバーたちについてのシンポジウムが開催される予定です。オーシャンクイーン・プランニングでは、関係者の方々、興味のある方々とこのシンポジウムに参加できたらいいなあ、と検討しているところです。

モントレーを訪ねる旅

オーシャンクイーン・プランニングでは、来年のゴールデンウィークを利用して、モントレーを訪ねる旅を企画しています。単なる物見遊山ではありません。歴史を学び、人と出会い、交流し、中には血のつながった家族との再会となる方もいるはずです。
メインは、モントレーのマリタイム・ミュージアムを中心に行われる日系あわびダイバーについてのシンポジウムです。南房総から渡って行ったアワビダイバーたちについてのイベントです。主催者側では、日本、特に南房総からの関係者を含めた多くの方の来訪を強く望んでいます。
現時点での日程は、2006年4月27日に日本発、5月5日帰国を検討中です。28日〜30日は、マリタイム・ミュージアムでのシンポジウム、後半はライドン氏自らのガイドによる小谷家ゆかりのポイントロボス州立保護区訪問、カーメルでのショッピング、モントレーベイ水族館訪問、などなど、みどころたくさんの魅力的なツアーになる予定です。
御興味がおありの方は、ツアーについてのメールマガジンを発行する予定ですので、griffin@awa.or.jpまでお気軽にお申し込みください。
もちろんこのサイトも逐次アップデートいたしますので、こちらでも最新情報を御覧いただけます。
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