(11) Trick or treat!

「お菓子をくれないといたずらしちゃうぞ!」

だいぶおなじみになってきました、ハロウィーン。数年前までは、ハロウィーンパーティ用品の買い物には苦労していましたが、最近は町のあちこちで目にするようになりましたね。これはもともとケルト民族のお祭りで、10月31日の晩に、死んだ人の霊と一緒に悪い精霊がこの世に戻ってきていたずら(trick)をするので、人々も悪い精霊の格好をしてtrickされないようにしたのは始まりです。日本では、この時期浦安の某テーマパークに出かけていってこの呪文を一言いうと、キャンディがもらえるそうです。館山と鋸南では、サビーネで一言この呪文を言ってみましょう!

(10) Break your leg!

前々回、「がんばってね」の代わりに”Don’t work too hard”をご紹介しましたが、今回も「がんばってね」の代わりです。(日本人は「がんばる」のが好きですね!)。これは、舞台での自分の出番を目前に控え、緊張している人などにかける一言。「足の骨でも折ってきな!」なんて、とんでもない激励ですが、”Good luck!”というのは縁起が悪いということから、その反対の表現で縁起をかついで成功を祈るのだそうです。運動会、文化祭シーズンの秋、どうぞみなさん、”Break your leg!”

(9) Leave it to me.

「私にまかせなさい!」

直訳すると、それを私のところに置いておきなさい、ですか。leaveという動詞、中学のときに「離れる」と覚えた記憶がありますが、A leaves Bで、Aが、Bをほっておいて、いってしまう、という感覚です。お財布を家に忘れてきちゃったときは、”I left my wallet at home!” 彼が私の元を去ってしまったときは、”He left me.”「私にかまわないで、ほうっておいて」は”Leave me alone”、これは、故ダイアナ妃の最期の一言でした。
暑いですが、Don’t leave the air conditioner on while sleeping!

(8) Don’t work too hard!

手元にあるアメリカの慣用表現集には、「人と別れるときに、さようならなどの代わりに言う言葉」とあります。日本的な感覚だとつい「がんばってね!」というような時に、英語感覚なら「無理をしないでね」「働きすぎるなよ」、まさしくこの言葉がぴったりなわかです。お盆も休まず働き過ぎの人にはぜひ言ってあげましょう!

モントレー2006 旅のハイライト(2)

ハイライト3)5/1 レイ家でのディナーパーティ
前述の小谷家にしてもそうですが、こちとら30人の団体を簡単に「お夕食にどうぞ」といってくれる、アメリカ人のお家とは、はたして?興味津々。その興味の対象は、昨年9月に館山を訪れ、すっかり日本ファンのナンシー&ロブ・レイ夫婦。りんごの花咲き乱れる果樹園の間の道をしばらくすすんで到着したご自宅は、いやはや、、、新緑も美しい大木がロータリーの真ん中に立っています。車をおりて外階段を上っていくと右手にプール、左手にはテラス、そして、玄関を入ってみれば、立食なら40人が充分に収容できるリビングルーム、カウンターのついたキッチン、その奥にダイニングルーム、、、「すごい!」という言葉しか出てきませんでした。日本びいきのおふたり、調度品はあちこちにその日本趣味をうかがいしることができます。
日本からのツアーメンバー一行、言葉の壁もなんのその、みなとても積極的にコミュニケーションをとり、あちこちで会話がはずみます。まるで映画の中の「ホームパーティ」のような光景です!
テラスにはえさ箱がおかれ、はち鳥がえさをついばみにきます。カリフォルニア大学サンタクルーズ校のスクールマスコットだという黄色い大きなナメクジにもお目にかかりました。
過去のモントレートリップ参加者の砂賀三佐子さんより預かってきた古い留袖をナンシーさんとサンディさんの奥さんのアニーさんにプレゼントすると、こんなに喜んでもらっていいのかしら、というくらいの喜びよう。若佐さんと溝口母の着付けでドレスアップした二人が登場し、パーティはクライマックスを迎えたのでした。
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ハイライト4)5/2 ドックリケッツのラボでのパーティ
ツアーの事前勉強会で真面目にスタインベックの「缶詰横町」を読んでいった方は、十分その感動を味わっていただけたのではないでしょうか?そうではなかった方も、この風変わりな趣味人向けの小屋がもしかしてただの小屋ではない、ということを感じ取っていただけたかもしれません。スタインベックが小説の登場人物「先生」のモデルとしたエド・リケッツ。通常は公開していないその「先生」が実際に住んでいた建物を、今回私たちのために特別に公開。しかもただの見学ではなく、バーベキューパーティ会場として提供してくれる、というもしもあなたがスタインベックファンだったら卒倒するくらいすごいこの特別のはからいは、海洋博物館ティムさんの尽力によるものでした。
初日のウエルカムパーティでも腕をふるってくれたマークとクリスが今夜も大活躍。そのBBQのお肉やピーナッツバターソースのおいしかったこと!しかしなんといってもこのパーティのハイライトは、サンディさんのデモンストレーションによる「ビールミルクシェーク」の試飲会でした。詳しくは、どうぞスタインベック作「缶詰横町」をご参照ください!
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ツアー中、実に、実にたくさんの人たちのお世話になりました。感謝してもしきれません。こんなにあたたかいおもてなしを受けたのも、昨年9月、館山でのツアーでお手伝いしてくださった皆さんがあったからです。
そして、こちらの私たちを、あちらの友人たちと引き合わせてくれたのは、自らを「go-between - ナコウド」と自称する、サンディさんだということには、みなさんご賛同いただけるのではないかと思います。これからも、さらなる南房総とモントレーのすばらしい関係の継続を願って、我らがサンディさん、バンザイ!

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