Lydon tour 07 海女さんとダイビング

今回のツアーでは、昨年のモントレーでの海女さんの素潜りデモをきっかけに、今回のツアーで「海女さんとぜひ一緒に白浜で潜りたい」という人たちが来日していました。イベント翌日の14日(月)、さっそく白浜にでかけました。前日の強風から心配された波も落ち着き、海女さんからダイビングOKの電話をもらうと、さっそく用具や水着を準備してバスにのりこみます。潜ったのはエリック、ルイス、ジェフ、ジョー、ロブ、ベンの6名。みな海女さんについてすいすい泳いで行き、1時間ほどもずっと潜ったり出たり、かなり熟練のダイバーさんたちでした。モントレーに比べていくら水温が暖かいとはいえ、やはりまだ春の海、さむいのではないかと思いましたが、みなウエットスーツなし。なかでもロブさんとジョーさんは、海水パンツ一枚のみ!見ている方が寒かったけど、この二人は1時間弱水の中にいてあがってきても寒がる気配もなし。すごいです。
この日のお昼は、昨年通訳としてモントレーへ随行してくれた山口さん宅で、海女さんたちやご近所の方々の好意による海鮮バーベキューのおもてなしにあずかり、先ほどもぐってとったあわびやサザエを焼いていただきました。山口さんのおばさんに盆踊りを教えていただき、みなで輪になっておどるなど、楽しいひとときを過ごしました。
午後は白浜の灯台へのぼり、ふもとの海洋美術館でたくさんの万祝を鑑賞して今日の旅程終了となりました。

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Lydon Tour 07 堂本知事からのメッセージ

5月13日の歓迎交流会および映画上映会において、堂本千葉県知事よりいただいたメッセージです。

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ごあいさつ

サンディ・ライドン名誉教授をはじめ27名のカリフォルニア州民の皆様、ようこそ千葉県にお越しくださいました。600万人の千葉県民を代表して、心から歓迎いたします。南房総は気候が温暖で、海、山の豊かな自然に恵まれ食べ物も美味しく、首都圏のリゾート地として人気の地域です。ぜひ滞在をお楽しみください。

今から110年前の1897年、千葉県出身の小谷源之助氏がモントレーの地に降り立ったとき、アワビがつなぐ両地域の長く深い交流の歴史が幕を開けました。異郷の地に渡った彼らを多くの困難が待ち受けていたことは想像に難くありませんが、モントレーの人たちとの間に築いた厚い信頼と友情に支えられ、それらを乗り越えることができました。

残念なことに第二次世界大戦により交流は分断されてしまいました。しかし、そのつながりは決して消え去ることなく、今年もまた、こうしてカリフォルニアからたくさんの友人をお迎えすることができましたことを嬉しく思います。

国際交通網や情報通信技術が発達した現在、私たちの生活は様々な分野で国際化が進み、人々は言葉や文化の違いを乗り越え、地球規模で考え、活動することが期待されています。しかし、グローバライゼーションが進めば進むほど、地域の歴史や文化を大切にするローカライゼーションの視点が必要です。それぞれの地域を愛する気持ちに支えられた南房総とモントレーの交流は、草の根レベルの国際交流の優れたモデルと言えます。

本日の「海女の話」の上映会に参加された南房総地域の皆様、歓迎のコーラスを歌っていただいた子供たち、モントレーからの友人たちと楽しい時間を過ごされ、これまで両地域の人々が育ててきた交流をさらに深めていただきたいと思います。約6,000マイル離れて向かい合う南房総とモントレーの間に架かる橋を、今後もたくさんの人々が行き交うことを願っています。

2007年5月13日
千葉県知事 堂本暁子

Welcome Message

On behalf of the six-million citizens of Chiba Prefecture, I would like to extend a heartfelt welcome to Sandy Lydon, Historian Emeritus and twenty-six of our friends from the State of California. Minamiboso is a popular resort spot in the metropolitan area, known for being blessed with a warm climate, beautiful oceans, mountains, rich nature and delicious food. We truly hope you enjoy your stay here.

When Gennosuke Kodani, a native of Chiba Prefecture, first stepped foot onto Monterey soil 110 years ago in 1897, the curtains to a long and deep history, connected by abalone, between the two lands were opened. The deep trust and friendship that formed between the fishermen and the locals allowed them to overcome the many initial hardships they faced in a new land.

With much dismay, the exchange between the Monterey Bay Region and Minamiboso was split as a consequence of World War II; however, the link between the two regions never extinguished. This year, we are able to welcome many of our friends from California to Chiba again. I am delighted at the expansion and increasing depth of our exchange.

Today, our world is becoming more close-knit thanks to developments in international transportation networks and information-communication technology. Our everyday lives are also experiencing increased internationalization in a variety of fields. I expect that people will be able to overcome various issues due to differing languages and culture and will be able to act and think on a global scale. But as globalization continues to progress, we must also maintain a view of localization – cherishing the history and culture of our own communities. I believe that the exchange between Minamiboso and the Monterey Bay Region, which supports the people’s love for the community, is a distinguished model of grassroots level international exchange.

Citizens of Minamiboso, children from our welcoming chorus, and friends from Monterey, it is my hope that today, at the premier of メAma no Hanashi,モ you are able to spend quality time with each other and deepen the exchange that we have cultivated thus far. And I hope that future generations will continue to cross the bridge that connects the 6000 miles that lie between Minamiboso and Monterey and further our exchange.

May 13, 2007

Akiko Domoto
Governor of Chiba Prefecture

Lydon tour 07 歓迎会と映画上映会

モントレーから、サンディ・ライドン教授ひきいる26名が5月12日(土)、成田に到着しました。20日まで9日間にわたってのツアーの様子を、すこしずつご報告したいと思います。

まずは、翌日13日、南房総市富浦町のさざなみホールにて、一行の歓迎交流会と映画上映会が開催されました。事前の報道もあって、臨時の席もいれて180席のホールはいっぱい。館山からは金丸市長、南房総市からは上野副市長にご出席いただき、また堂本暁子千葉県知事からメッセージもいただきました。とちゅうこどもたちのかわいい歓迎のコーラスとカードのプレゼントが、場を和ませました。
ひきつづいて約35分のドキュメンタリー映画「海女の話」が上映されました。昨年モントレーで行われたあわびの祭典「コンバージェンス2006」の一環として、白浜からの海女さん二名が素潜りのデモンストレーションを行いました。その模様を、これまでの歴史や交流をおりまぜながらモントレーでまとめられたものです。ご覧になったみなさんからは、「よかったです」というお言葉を数多くいただきました。ありがとうございました。
上映会終了後は、ホール前ホワイエにて、簡単なドリンクサービスがあり、冷たい飲み物を片手にモントレーからの一行と聴衆のみなさん、地元の方々とが交流しました。また会場には昨年のモントレーへのツアーの様子をパネルにしたものや、同ツアーに参加した地元の画家溝口七生氏が描いたポイントロボスの風景画などが展示され、多くの方に見ていただきました。
多くのボランティアのみなさんのご協力のもと、まずは一大イベントが終了いたしました。ありがとうございました。
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(18) Figure it out.

我がスクールで使用している英会話のテキストにいつも出てくる英語です。「自分でやってみて解釈、理解してみよう!」というような意味です。「やってみる」だけならtry,「理解する」だけならunderstandですが、figure outという表現は、その両方「やってみて」「(自分で)理解する、発見する」という意味なのです。安直に辞書を引いたり、講師から聞いただけだとすぐ忘れますが、演習問題をこなし、「この単語はこういう意味らしい」と自分で試行錯誤しておぼえた表現は、忘れないものですね。

(17) It doesn’t work!

work=働く、だと思い込んでいませんか?そうするとなかなか意味がわかりません。上記の表現は、こんな場面で使えます。1)「この時計、壊れちゃったのかな?」This watch doesn’t work. 2)計画などがうまく運ばない時、「そのプランはうまくいかないよ」This plan doesn’t work. 3)役に立たない、使えない時「コーヒーは効かないな」Coffee deson’t work. さあ、workという英語の定義を自分なりに修正してみましょう。どんな「イメージ」の言葉になりましたか?悩んでしまって夜も眠れなくなったら・・・サビーネへどうぞ!It will work!